【ルヴァン杯】町田DF昌子源「入って良かった」6年ぶり弾&2発でチーム8強に貢献

AI要約

町田ゼルビアがセレッソ大阪とのルヴァン杯プレーオフで2-2の引き分けを収め、準々決勝進出を決めた。

DF昌子源が6年ぶりのゴールを挙げる活躍を見せるも、自らのオウンゴールもあり同点に追いつかれた。

町田は昨季までJ1経験チームのみ参加できたルヴァン杯に進出、準々決勝進出を果たす。

【ルヴァン杯】町田DF昌子源「入って良かった」6年ぶり弾&2発でチーム8強に貢献

<YBCルヴァン杯:町田2-2C大阪>◇プレーオフラウンド第2戦◇9日◇Gスタ

 町田旋風がルヴァン杯でもとどまらない。J1の首位を走るFC町田ゼルビアがセレッソ大阪と2-2で引き分け、2戦合計5-3で準々決勝進出を決めた。主将のDF昌子源(31)が鹿島時代の18年以来となる6年ぶり弾。自らのオウンゴールもあり同点に追いつかれたが、大会初参戦のチームをベスト8に導いた。8強が出そろい、ACL組の川崎F、横浜と甲府も加わる準々決勝は9月4、8日に。組み合わせ抽選は7月2日に行われる。

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 昌子は自虐的に笑った。「入って良かった。2ゴール」。まず1-0の前半21分、右CKの流れを右足で押し込んだ。「どこでもいいから当たってくれ」と飛び込んだ。鹿島時代の18年11月24日仙台戦以来6年ぶり。「そんなに取っていなかったんだ」と驚いた。その5分後には、相手のトラップが足に当たって自陣ゴールへ。反撃のきっかけを与え、同点にも追いつかれた。「今日は反省の方が多い…でも勝ちは勝ち」。2戦合計での勝利を喜んだ。

 昨季までのルヴァン杯はJ1を経験したチームにだけ出場権が与えられた。昇格初年度の町田にとっては未到の世界。その準々決勝に、鹿島で3度の頂点を知る主将の一撃で、たどり着いた。一方で黒田剛監督(54)は「町田のベスト8進出は過去にない結果。タイトルに1歩1歩、近づきたい」と当然、満足していない。新参者がまだ見ぬ領域を突き進む。【飯岡大暉】