ドジャース・大谷翔平が幻惑投法の左腕撃ち Wシリーズ前哨戦に勝ち越し

AI要約

大谷翔平投手がヤンキース戦で好投打で勝利に貢献し、ドジャースがヤンキースに大勝した。

大谷は苦手な相手に安打を放ち、試合を勝ち越す活躍を見せた。

ドジャースはワールドシリーズの前哨戦で2連勝し、注目を集めている。

ドジャース・大谷翔平が幻惑投法の左腕撃ち Wシリーズ前哨戦に勝ち越し

【ニューヨーク8日(日本時間9日)=山田結軌、竹濱江利子通信員】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(29)はヤンキース戦に「2番・DH」で出場し、三回に左前適時打を放つなど、4打数1安打1打点で勝利に貢献した。テオスカー・ヘルナンデス外野手(31)の15号満塁弾を含む2本塁打、6打点など打線がつながり、11-3で大勝。全米から注目されるワールドシリーズの前哨戦に2連勝し、2カードぶりに勝ち越した。

外角一辺倒に偏った配球を読み切ったように弾き返した。1-1の三回1死一、三塁。大谷は、投球の間合いを自在に変える幻惑投法が武器の左腕、コルテスの投じた外角のボールゾーン、95マイル(約153キロ)にバットを合わせた。試合前時点で9打数1安打と苦手にしている相手。2ボール2ストライクからコンパクトにスイングし、左前適時打。12打席ぶりの安打で勝ち越し点をもたらした。

「いい気分だ。集中力が増した選手たちのプレーを見るのは楽しい」

3試合ぶりの打点で2連勝に貢献した大谷の取材対応はなかったが、試合後のロバーツ監督は笑顔で快勝を喜んだ。

前夜は0-0のまま延長十回まで両軍が無得点で、ドジャースが2-1で勝利した。一転、この日は11安打11得点のワンサイドゲームに。ヤンキースは2022年のア・リーグMVP選手、ジャッジが2本塁打を放ったが、ドジャースはチーム3本塁打でア・リーグ最高勝率(・692)のヤンキースに大勝した。

この日はFOXスポーツで全米中継された一戦。東西の人気球団でともに地区首位を走り、ワールドシリーズの前哨戦として野球ファンの注目度は高く、9日(日本時間10日午前8時10分開始)の第3戦はESPNで全米で中継される。

メジャー最多27度の世界一を誇るヤンキースに対して、ドジャースは7度。敵地での2連勝にロバーツ監督は「また10月に再戦したい」と頂上決戦を望んだ。