南野拓実、中東勢攻略法見つける! 11日のW杯2次予選シリア戦「ただの消化試合じゃない」

AI要約

日本代表がシリア戦に向けて練習を行い、南野拓実がロングボール対応などの課題克服を誓う

南野はアジア杯で苦戦したイランを参考にし、シリアを前向きな対戦相手と捉えている

日本はすでに最終予選進出を決めており、シリア戦を通じて課題克服の重要性が示されている

南野拓実、中東勢攻略法見つける! 11日のW杯2次予選シリア戦「ただの消化試合じゃない」

サッカー・日本代表合宿(9日、広島市内)2026年W杯アジア2次予選B組最終第6戦のシリア戦(11日、Eピース)に向け練習を行った。1月のアジア杯では中東のチームに苦戦して8強で終わっただけに、MF南野拓実(29)=モナコ=はロングボールへの対応などの課題克服を誓った。

8強に終わった1月のアジア杯。そこで得た課題を解決するのに、シリアは絶好の相手になる。苦戦を強いられた中東のチームへの戦い方を結果で示すべく、MF南野が闘志を燃やした。

「今季最後の試合というだけでも個人的に燃えるものがある。今年の最初にアジア杯で悔しい経験もあった。そういう意味ではシリアはいい対戦相手になる」

南野がシリアを重ね合わせたのはアジア杯準々決勝で逆転負けしたイラン。イランが多用したロングボールの対応に苦しめられた。シリアは「シンプルに前にプレーしてくる相手」とイラン同様と分析。「僕らが解決策を出さないといけない相手」と位置付けた。

北朝鮮がミャンマーに勝利すれば、シリアは日本に引き分けても敗退となる。南野は「だからこそ相手も必死に来る。死に物狂いでくる相手に対してアジア杯でのまれた。ただの消化試合じゃない」と力を込める。

日本はすでに進出を決めている最終予選で中東のチームと対戦する可能性があり、課題を克服する戦いが求められる。(西垣戸理大)

★W杯アジア2次予選B組の状況 日本はすでに5戦全勝の勝ち点15で1位突破が決まっている。問題は最終予選進出がかかる2位争い。2位のシリアは2勝1分け2敗の勝ち点7、3位の北朝鮮は2勝3敗の勝ち点6。最終節で北朝鮮がミャンマーに勝った場合、シリアは日本に勝たない限り逆転されることになる。なお、北朝鮮はアウェーでミャンマーに6-1で勝っており、シリアはホーム(第3国の中立地)で日本に0-5で負けている。