向上・北野龍彦主将、プレー外の“定位置”はボールボーイ「まとまれば大きな力」精神的にも支える

AI要約

向上高校が富士学苑との練習試合で8-1で勝利。

主将の北野龍彦は1安打を放ち、ボールボーイも務める。

主将や監督の信頼を受け、夏の大会に向けチーム全体をまとめる意気込み。

向上・北野龍彦主将、プレー外の“定位置”はボールボーイ「まとまれば大きな力」精神的にも支える

<練習試合:向上8-1富士学苑>◇9日◇向上高校グラウンド

 部員100人超の大所帯を誇る向上が9日、神奈川県伊勢原市の同校グラウンドで富士学苑(山梨)と練習試合を行い、8ー1で勝利した。

 「7番レフト」で先発出場した北野龍彦主将(3年)は、1安打を放ち勝利に貢献。内野安打で出塁した8回、代走を送られベンチに退いた後は、ボールボーイを務めた。

 プレーしていない時の“定位置”はボールボーイだ。「監督は試合中誰よりも選手と会話する。その近くにいれば、選手との会話を把握できる」。主将として精神的にも他の選手を支えることが出来るように、わずかな会話も聞き逃さない。「全員まとまれば大きな力になる」と、109人の部員をまとめる。

 平田隆康監督は「この役割を任せられるのは彼しかいないと思っていた。誰1人、文句を言わずについて行っている」と信頼する。第1シードで迎える最後の夏。7月11日の2回戦が初戦となる。「神奈川大会の盛り上がりは日本一。だから勝ちたい」と意気込んだ。