【広島】頼れるベテラン勢に新井監督も最敬礼 39歳・松山竜平が決勝の適時二塁打

AI要約

広島がロッテに4-1で勝利し、ベテラン選手の活躍で首位を守った。

雨の中での試合で、秋山翔吾や菊池涼介などベテラン選手が打撃でチームを先導。

松山竜平の適時二塁打や秋山の2点適時打など、ベテラン選手の活躍が際立つ試合となった。

【広島】頼れるベテラン勢に新井監督も最敬礼 39歳・松山竜平が決勝の適時二塁打

 ベテランの力で首位を堅守―。9日、広島はロッテに4―1で快勝し、2カード連続の勝ち越しを決めた。

 開始前から降りしきる降雨のため、試合は27分遅れ。いつ雨脚が激しくなるかわからない天候のなかで、この日の赤ヘルは泥臭く点を取りに行った。その先頭に立ったのが、ベテラン勢だ。

 ロッテ先発のC・C・メルセデスに対し、両軍無得点の5回一死から秋山翔吾外野手(36)の内野安打を口火に、野間峻祥(31)の右前打と1,2番の連打で一、三塁とすると3番・菊池涼介(34)が2球目を投前に転がす先制スクイズを成功させた。

 その後、1度は1―1の同点に追いつかれるも、押し切った決め手も、ベテランだった。同点の8回、3番手・澤田から一死一、二塁とすると、39歳のベテラン・松山竜平が決めた。敵右腕の150キロを左中間に弾き返す決勝の適時二塁打。最近1か月では代打起用で15打数2安打となかなか結果を出せていなかったベテランだが、久々のここ一番での大仕事に「なんとか落ちてくれと思っていた」とニッコリ。その後、二死二、三塁から秋山の2点適時打も飛び出し突き放した。

 試合後の新井貴浩監督(47)も、ことごとく試合を動かしたベテラン勢の面々に対し「頼りになるベテランの皆さんです」と最敬礼していた。