【今週の注目新馬】将来性十分のエピファネイア産駒スカイブルーが初陣 レイヤードレッドが父フィエールマンの出世頭へ

AI要約

春のGⅠシリーズで3勝を挙げて絶好調のエピファネイア産駒。将来性を期待されるスカイブルーも注目される。

フィエールマン産駒のレイヤードレッドは出世頭の好素材として期待される。手塚調教師も期待を寄せている。

函館入りしたモジャーリオが好調な仕上がりを見せ、斎藤誠調教師も期待を抱いている。

【今週の注目新馬】将来性十分のエピファネイア産駒スカイブルーが初陣 レイヤードレッドが父フィエールマンの出世頭へ

 春のGⅠシリーズで3勝(桜花賞、ヴィクトリアM、ダービー)を挙げて絶好調のエピファネイア産駒。スカイブルー(牡=母スカイノダン)も将来性を期待される1頭。中間は坂路で入念に乗り込みを重ね今週は実戦でも手綱を取る西村淳を背に馬なりのままラスト1ハロン12・0秒(4ハロン55・8秒)と鋭い伸びを見せた。「500キロ近い大型馬ですが仕上がりはいいですね。調教の時計は出ているし性格も真面目。距離もマイルくらいまでがいい感じです」と杉山晴調教師の感触は悪くない。

 新種牡馬・フィエールマン産駒で出世頭となりそうなのがオーキッドロマンスの半弟・レイヤードレッド(母エキナシア)だ。前評判では指揮官・手塚調教師が堅実派の兄を引き合いに出すほどの好素材。中間もウッドと坂路の併用で調整されると、強めに追われた今週の最終追い切りでは併せ馬でウッドラスト1ハロンを11・5秒で駆け抜けた。手塚師も「(本数を)やるごとに動けてますね。もっと瞬発力が欲しいし、まだ線も細いうえに血統もオクテだが現状いい仕上がりにはあるので」と成長期の若駒特有の課題を口にしつつも態勢は十分。鞍上は内田博を予定している。

 早めの函館入りから入念な乗り込みを消化したモジャーリオ(牡=父リオンディーズ、母テルメディカラカラ)が好仕上がり。5日の最終追いは芝コースでレースでも騎乗する斎藤を背に、同厩アレクサ(古馬2勝クラス)と併入。5ハロン64・6ー11・3秒の好タイムで、ラストも余力十分の手応えだった。「牧場からじっくり乗り込んで、今朝の動きも良かった。スタートはひと息だけど二の脚が速くて高く評価しています。マイルまでは行かしたいと思っているし、この千二はサラッと回ってくるくらいで(結果を)と期待しています」と斎藤誠調教師は早くもGⅢ函館2歳Sを見据える。