プロ初先発初黒星の西武・菅井信也 5回2失点も「相手が1枚良かった」山田哲人に痛感させられた1球

AI要約

西武の菅井信也がプロ初登板初先発で初黒星を喫し、直球の制球に課題を残す。

菅井は山田に被弾するも村上を完璧に封じ、自身の気持ちの高ぶりとボールコントロールの不安定さを振り返る。

渡辺久信監督代行は菅井の投球を評価しつつも、変化球の使用やストレートに頼りすぎる点を指摘し、リベンジを誓う菅井の抹消について言及する。

プロ初先発初黒星の西武・菅井信也 5回2失点も「相手が1枚良かった」山田哲人に痛感させられた1球

 ◆ヤクルト3-1西武(6日、神宮)

 プロ初登板初先発の西武・菅井信也が5回2失点で初黒星を喫した。

 2回までに4与四球と制球が不安定。2回に2四球などで2死満塁としてから丸山和に先制の左前打を許すと、3回には2死から山田に高め直球を左翼スタンドへ運ばれた。

 3日に支配下選手登録された育成出身の3年目は「気持ちが高ぶっていてコントロールできなかった。2回ぐらいから落ちてついていたけど、ボールを操れなかった」と反省しながらも、この日最速147キロの直球には「球は走っていたので、良い感じに投げられてはいた」と手応えをにじませ、主砲村上は3打席とも完璧に封じた。

 だからこそ山田への被弾に3度トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成した球界屈指の打者に脱帽した。「(捕手の古賀に)変化球を要求されたけど首を振って、真っすぐを投げた。自分の思ったボールを投げられたけど、相手が1枚良かった」

 渡辺久信監督代行は「右バッターのインコースにしっかり投げきれたっていうのは評価できる」とした上で「結果的に2失点でよく投げたと思うけど、やっぱりストレートしか頼るボールがなかった。しっかり変化球でカウントを取れたり、決められないと。1軍のこういう試合では厳しい」と注文をつけた。菅井は7日に出場選手登録を抹消される予定で「経験を生かす」とリベンジを誓った。