大谷、本拠地全30球場安打 6日は全米ドラ1・スキーンズと対戦

AI要約

大谷翔平投手がパイレーツ戦で2試合ぶりの安打を記録。チームは敗れたものの、世界最速左腕からの意地の一本を放つ。

打率低迷する大谷について、ロバーツ監督は課題を指摘。主軸の復調を期待。

次のパイレーツ戦では大型新人スキーンズとの〝怪物対決〟に注目が集まる。

【ピッツバーグ(米ペンシルベニア州)4日(日本時間5日)=竹濱江利子通信員】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(29)はパイレーツ戦に「2番・DH」で出場し、4打数1安打で2試合ぶりの安打を放った。チームは0-1で敗れた。

元通訳、水原被告が罪を認めた節目の日。大谷は淡々とプレーした。メジャー7年目で初出場となったパイレーツの本拠地、PNCパークで4試合ぶりの本塁打は出なかったが、世界最速左腕から意地の一本を放った。

0―1の八回、2010年にメジャー最速となる105・8マイル(約170・3キロ)をマークしたチャプマンと対戦。低めのスプリットを中前に運び、本拠地30球場全てで安打を記録した。

だが、この打席を除くと2度の空振り三振と遊ゴロ併殺打。打線も無得点に終わった。最近5試合で打率・222(18打数4安打)、1本塁打、3打点と低調の大谷について、ロバーツ監督は「悪い球を追っかけていて、得意ゾーンの球もミスしている。スイングのバランスも少し崩されている」と指摘した。1番ベッツも状態を落としており、「今の彼らは、われわれが求めている姿からは遠い。今は粘りどき」と主軸2人の復調を願った。

5日(日本時間6日)のパイレーツ戦は、昨年のドラフト全体1位の大型新人、スキーンズと対戦。22歳のスター候補はルイジアナ州立大時代、大谷に憧れ、投打二刀流でプレーしていた。現在は投手一本でプレーし、直球の平均球速99・3マイル(159・8キロ)を誇る。大谷との〝怪物対決〟にも注目が集まる。