大谷翔平、水原一平被告の出廷日“3戦連発”ならず 4打数1安打でドジャースも剛腕リレーに完封負け

AI要約

大谷翔平投手がパイレーツ戦で苦戦しつつも、2試合ぶりの安打を記録。

水原一平被告の事件に関する声明を発表し、今後に向けて意気込みを示す。

大谷は左太もも裏のけん制球で負傷するも、完全復活に向けて期待が寄せられる。

大谷翔平、水原一平被告の出廷日“3戦連発”ならず 4打数1安打でドジャースも剛腕リレーに完封負け

◆米大リーグ パイレーツ1―0ドジャース(4日、米ペンシルベニア州ピッツバーグ=PNCパーク)

 ナ・リーグ西地区首位のドジャースが同中地区4位のパイレーツに完封負け。大谷翔平投手(29)は「2番・DH」でフル出場も4打数1安打2三振だった。

 この日は100マイル(約161キロ)超えの直球を連発する先発・ジョーンズに対して大苦戦。初回1死の第1打席は101マイル(約162・5キロ)直球で空振り三振、3回無死一塁の第2打席はチェンジアップで遊ゴロ併殺、5回1死の第3打席はスライダーで空振り三振に倒れた。

 それでも、1点を追う8回先頭の第4打席は3番手左腕・チャップマンの91・8マイル(約148キロ)のスプリットを捉えて中前打とした。10年に史上最速となる105・1マイル(約169・1キロ)を記録した剛腕から自身2試合ぶりの安打を記録。パイレーツの“快速投手リレー”の中でも見事な修正を見せた。

 しかし、初見参となったPNCパークでの初アーチはお預け。メジャー7年目にして全30球団の本拠地で全て出場したことになったが、27球場目(現在の各球団本拠地では25球場目)の本塁打は2戦目以降に持ち越しだ。

 この日は元通訳で、大谷の口座から約1700万ドル(約26億4400万円)を盗んだとする銀行詐欺などの罪を認めている水原一平被告(39)の審理が米カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁で開かれ、同被告が有罪を認めた。大谷は弁護士を通じ「この事件に終止符を打ち、前に進む時が来たと思っています。これからもこのチームの一員として、少しでも勝利に貢献できるよう集中していきたいと思っております」などと声明を発表した。

 これまで水原被告が出廷した4月12日(同13日)の本拠地・パドレス戦、5月14日(同15日)の敵地・ジャイアンツ戦ではともに本塁打を放ってきたが、“3戦連発”はならず。ただ、事件に一区切りついたことで、今後は今まで以上に野球に打ち込むことができるはず。5月16日(同17日)の本拠地・レッズ戦で左太もも裏にけん制球を受けて打撲した影響もあるだろうが、大谷の完全復活の時が待たれる。