【競泳】本多灯「悔しいです」欧州グランプリから帰国 最終戦モナコ大会は2位

AI要約

競泳男子200メートルバタフライで世界王者の本多灯が欧州グランプリでの悔しさを語った。

遠征結果に満足できず、自身のレースに集中したが疲労が残っていたと述べた。

パリ五輪を控え、後半の爆発力を高めるために努力する決意を示した。

【競泳】本多灯「悔しいです」欧州グランプリから帰国 最終戦モナコ大会は2位

 競泳男子200メートルバタフライで世界王者の本多灯(22=イトマン東進)が、遠征での悔しさをかみしめた。

 4日、欧州グランプリの転戦を終え、羽田空港に帰国。1日に行われた最終第3戦モナコ大会では1分54秒65の2位となり、休養明けの東京五輪金メダルのクリシュトフ・ミラク(ハンガリー)に1分53秒94で先着を許した。

 遠征出発時に口にしていた通り、ミラクを意識せず、自身のレースに集中していたという。だが、そこまでの2大会を経て「疲労を少し落としてモナコでいい状態にしようと思ったけれど、疲労が残っている状態だった。調整の仕方がちょっとミスったのかなと思う。去年に比べて少しタイムが落ちていて悔しいです」と素直な思いを明かした。

 パリ五輪(オリンピック)は7月26日に開幕する。前半のスピードには手応えがあり「あとは後半の爆発力。150メートルまでの泳ぎも自分の中で分かるようになってきたので、最後の50メートルまでの精度を練習で上げていきたい」と誓った。【松本航】