WWEをクビになった東京五輪金メダリストがNFLビルズと契約 アメフト初心者が異色の挑戦

AI要約

WWEをクビになった東京五輪レスリング金メダリストがNFLに転向し、注目を集めている。

金メダリストはNFLのバッファロー・ビルズと3年契約を結び、レスリングで培った技術を活かすことが期待されている。

フットボール未経験の金メダリストがNFLの舞台に挑戦する異色のストーリーが続々と進行中。

WWEをクビになった東京五輪金メダリストがNFLビルズと契約 アメフト初心者が異色の挑戦

 世界最大のプロレス団体「WWE」をクビになった東京五輪レスリング金メダリストが、米プロフットボールNFLに転向し注目を集めている。

 2021年東京五輪レスリングフリー125キロ級金メダルのゲイブル・スティーブソン(24)は、同年9月にWWEとNIL契約を結んだが、23年7月に第3ブランド・NXTでテレビマッチ1試合に出場しただけで、今年5月に同団体を解雇された。

 FOXスポーツ(電子版)など米メディアによると、先週末にスティーブソンがNFLのバッファロー・ビルズと、ドラフト外の新人選手として3年契約を結んだと発表された。ビルズはレスリングで培った技術と敏しょう性を生かすことで、ディフェンスラインの選手として期待しているという。

 米スポーツ専門局「ESPN」によれば、スティーブソンは「自分のスポーツで最高のレベルの競技会に出場できたことは幸運だったが、レスリングの技術がフットボールにどう反映されるかという挑戦を楽しみにしている」とコメント。とはいえ、FOXスポーツは「スティーブソンはフットボールをプレーしたことがない」「フットボールの全くの初心者」と報じており、アメフト経験ゼロの〝ズブの素人〟が米スポーツ界の最高峰舞台に挑戦するというから驚きだ。

 同メディアは「スティーブソンは、現実的には2024年のプラクティス・スクワッド(練習生)入りを目指して戦うことになる」とも伝えた。果たしてプロレスを1試合でクビになった金メダリストの、異色過ぎる挑戦は実るのだろうか。