【日本ハム】水谷瞬“打ち直し”プロ初本塁打「話のネタにはなったんで良かった」球団改善策を検討

AI要約

プロ6年目の日本ハム水谷瞬外野手(23)がプロ初本塁打をマークし、幻の1号を笑い飛ばすエピソードが話題となった。

エスコンフィールドの球場ルールによる本塁打判定の難しさや、改善策の提案についても言及されている。

水谷は悔しい5年間から学んだ経験を活かし、交流戦で好調をキープしている。

【日本ハム】水谷瞬“打ち直し”プロ初本塁打「話のネタにはなったんで良かった」球団改善策を検討

<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム9-2DeNA>◇2日◇エスコンフィールド

 プロ6年目の日本ハム水谷瞬外野手(23)が“打ち直し”でプロ初本塁打をマークした。4回の第3打席。「2打席目は厳密には入っているとか…そういう話を聞いたので、次の打席の前にプロテインを飲んでいきました(笑い)」と左中間スタンドへ届く1号2ランとなった。

 本来なら、3回の第2打席の打球がプロ1号になるはずだった。打球は中堅フェンス最上部の青いライン上にある柵に当たってグラウンドに跳ね返った。水谷は二塁でストップ。エスコンフィールドの球場ルールでは青いラインを越えたら本塁打だが、グラウンド内の誰もが柵越えとアピールできる材料がなかった。

 森本三塁コーチは「ガラスの反射で見えないんですよ。審判も見えていないんだから」。外は晴天のデーゲーム。外光を採り入れる巨大なガラス壁が光り輝き、柵越えの境目は判別できなかった。新庄監督も「ガラスがまぶしくて」と確認できなかった1人。今後、幻の本塁打を生まないために「(柵で)跳ね返らないように(打球が入る)網にしてもらうか、接触したらピピピって光るとかね」と提案し、小村球団社長は「何か策を考える」と改善策を検討する意向だ。

 水谷は「打ち直した方がかっこいい。話のネタにはなったんで良かった」と幻の1号を笑い飛ばした。昨年の現役ドラフトでソフトバンクから移籍。新天地で1軍デビューした“ロマン砲”は「悔しい5年間があったから今がある。その5年間に感謝しながら今は野球をやっています」。交流戦打率は5割7分9厘で首位打者に浮上。幻は追い求めずに、突っ走る。【木下大輔】