J1神戸3戦勝ちなし 浦和相手に連敗止めるも逃げ切れずドロー FW大迫悔やむ「自分たちで自分たちの首絞めた」

AI要約

神戸は浦和との試合で1-1の引き分けとなり、勝ち点を30とした。しかし、悔いの残るドローとなった。前半に先制したものの追加点を決めきれず、後半に同点ゴールを許した。

追加点を奪えないまま後半に入ると展開が一変し、相手に押し込まれる状況に。指揮官はこの1ポイントを前向きに捉え、上位対決に向けてチームを奮起させる意向。

町田は連勝が3でストップし、勝ち点を35から伸ばせなかった。鹿島は4連勝となり、勝ち点35で2位に浮上した。

J1神戸3戦勝ちなし 浦和相手に連敗止めるも逃げ切れずドロー FW大迫悔やむ「自分たちで自分たちの首絞めた」

 「明治安田J1、浦和1-1神戸」(1日、埼玉スタジアム)

 神戸は1-1で浦和と引き分け、勝ち点30とした。前半15分にMF井出遥也(30)の得点で先制したが、後半16分に浦和MF中島翔哉(29)のゴールで追いつかれた。首位の町田は新潟に1-3で敗れて連勝が3で止まり、勝ち点35から伸ばせなかった。鹿島は鈴木、濃野らの得点で横浜Mに3-2で競り勝って4連勝とした。勝ち点35で町田と並び、得失点差で2位。G大阪は宇佐美の2得点で湘南に2-1で勝って3連勝。広島は磐田に2-0で快勝した。

 連敗はストップしたものの、悔いの残るドローだった。前半に幸先よく先制した神戸だったが、追加点のチャンスを何度も逃し試合を決定づけることはできなかった。FW大迫は「自分たちで自分たちの首を絞めた。前半を1-0で終わって、そこで良しとしてしまった自分たちが良くなかった」と反省しきりだった。

 2戦連続無得点の流れを変えるべく、前節からスタメンを3人入れ替えた。前半15分、抜てきされたMF井出がゴール前のこぼれ球に反応。「イメージ通りだった」と右足を振り抜き先制ゴールを奪った。その後も猛攻を続け、相手ゴールを何度も脅かした。

 しかし、追加点を奪えないまま後半に入ると一転。相手に押し込まれる展開となった。大迫は「相手が嫌がるプレーをもっとするべきだった。経験のある僕らが、もっと先頭に立って伝えないといけなかった」と振り返る。吉田監督は「後半の入りから会場の雰囲気にのまれた」と4万5976人の大歓声の影響を指摘。流れを断ち切れないまま、後半16分に中島に同点ゴールを奪われた。

 首位町田との差を一気に縮めることはできなかったが、指揮官は「この勝ち点1をポジティブに捉えたい」と前を向いた。26日に町田、29日には鹿島と上位対決が控える。昨季王者のプライドにかけても、このまま引き下がるわけにはいかない。