サイクリングロード点在→世界に誇れるルートへ連携「木曽三川の自転車旅」推進 東海3県首長ら会合

AI要約

木曽三川でのサイクルツーリズムの推進に向け、沿川の岐阜、愛知、三重県内の首長らによる会合が開かれた。

国交省中部地方整備局が広域連携を促進し、全国に魅力あるサイクリングルートを発信する取り組みが行われた。

会合では、先進事例や各自治体の取り組みの紹介を通じて、サイクリングツーリズムの推進に向けた今後の展望が示された。

サイクリングロード点在→世界に誇れるルートへ連携「木曽三川の自転車旅」推進 東海3県首長ら会合

 木曽三川でのサイクルツーリズムの推進に向け、沿川の岐阜、愛知、三重県内の首長らによる会合が29日、岐阜県海津市海津町福江の国営木曽三川公園長良川サービスセンターで開かれた。先進事例や各自治体の取り組みの紹介などを通じて、広域連携の在り方を探った。

 木曽三川沿いにはサイクリングの拠点となる国営公園や自治体が整備したサイクリングロードなどが点在。これらの場所を自治体の枠を超えて結び、魅力あるルートを全国に発信していこうと、国交省中部地方整備局が初めて企画した。

 3県から34市町の首長や県職員ら約100人が参加した。千葉県銚子市と和歌山市を結ぶサイクリングルート「太平洋岸自転車道」の創設に携わった同市公民共創室の西林孝紘さんが、行政の役割や宿泊施設の新設など民間投資が進んだ事例について講演した。

 このほか、長良川沿いの郡上市と海津市をつなぐ「長良川サイクリングモデルルート」や、愛知県一宮市が木曽川沿いで進めるサイクリングロード整備などの取り組みも発表された。

 横川真澄海津市長は「木曽三川の沿川には多様な自然環境や文化、観光地がある。広域的な取り組みを進めれば、世界に誇れるサイクリングルートになる」と今後の連携に期待した。

 会合後には同センター前のサイクリングコースで試走会が開かれた。