【詳報】「夫がクマにかまれた」クマに“顔”をかまれた男性(86)が病院に搬送 右耳から右あごにかけ… 青森県で2024年で初めてのクマの人身被害

AI要約
深浦町で山菜採り中に男性がクマにかまれて負傷し、搬送時は意識があると報告されている。男性は右耳から右あごにかけて血を流しており、町ではクマ被害対策を強化中。過去最多のクマ被害が報告される中、秋田県でもクマに襲われた男性が行方不明となる事案が発生している。
【詳報】「夫がクマにかまれた」クマに“顔”をかまれた男性(86)が病院に搬送 右耳から右あごにかけ… 青森県で2024年で初めてのクマの人身被害

「夫がクマにかまれた」と消防へ通報が入ったということです。青森県深浦町で山菜採りに入った男性が顔をクマにかまれて、右耳から右あごにかけて血を流し病院へ運ばれましたが、搬送時は意識があったということです。

村上怜生記者

「けがをした男性はあちら(山中)の奥のほうでクマに襲われたということです。現場周辺には、クマを捕まえる罠も設置されています」

クマにかまれたのは、つがる市に住む86歳の男性です。

29日午前10時40分頃、深浦町上長慶平薄月地区に一緒に山菜採りに入った妻が「夫がクマにかまれた」と消防へ通報しました。

町や消防などによりますと、男性は右耳から右あごにかけて血を流していて、病院へ運ばれましたが、搬送時は意識があったということです。

町は、防災無線での呼びかけやパトロールをするとともに、現在は1か所となっているワナの設置場所を今後、増やす予定です。

クマの人身被害は2023年が、県内で過去最多となる11人で、2024年は被害が出るのは初めてです。

ただ、秋田県鹿角市の山林では、クマに襲われたと見られる三戸町の64歳の男性が5月15日から行方不明になったあと、遺体で発見されていて、県はあらかじめクマ出没情報を確認し、危ない場所には近づかないよう求めています。