三沢県議ら議員連盟が海上ルートの誘客探る 館山港も視察(千葉県)

AI要約

県議会の議員連盟「マリンレジャーによる観光・地域振興を実現する議員連盟」による視察クルーズが行われた。内房エリアの観光・地域振興を目指し、館山市などを訪れた。

千葉県は海に囲まれた土地柄を活かし、海の美しさやマリンスポーツ、食文化を生かした観光を推進している。

クルーズでは、都内マリーナから出発して木更津港、保田漁港を視察し、館山市の築港まで到達。プレジャーボートの係留などが進められている取り組みに触れ、地域振興の可能性を感じたという。

三沢県議ら議員連盟が海上ルートの誘客探る 館山港も視察(千葉県)

県議会の議員連盟「マリンレジャーによる観光・地域振興を実現する議員連盟」(三沢智会長)による「千葉県県内房エリア水際視察クルーズ」が24日にあった。館山市では県議ら10人が館山港の築港から観光多目的桟橋までを視察。プレジャーボート係留による誘客、消費拡大の可能性を探った。

千葉県は、首都圏にありながら三方を海に囲まれている特徴を持っており、海の美しさやマリンスポーツ、漁港地域ならではの食文化や伝統を有している。同議連は、こうした魅力を生かした観光・地域振興を目指し、同県を「世界に誇る海洋立県」にするために活動している。

市川市でマリーナ業務を行っているエムジーマリーン株式会社の齊藤紀幸社長によると、首都圏近海のマリーナには約1万隻のプレジャーボートが停泊。中でも内房は都内マリーナから2時間程度とアクセスもよく、プレジャーボート愛好者らからのクルージング先として人気が高いという。

この日一行は、都内マリーナをクルーザーで出発。木更津港、保田漁港を視察した後、館山港入り。

築港では、市役所職員や港湾関係者らと意見交換。同市では海に開かれたまちづくりに向け、官民でプレジャーボートの係留や船での往来がしやすい環境づくりが進められており、議員らは現状と課題などをヒアリングした。

視察を終えた同議連会長の三沢県議は「内房エリアは都市部からのニーズがあることが分かった。また、館山港築港から多目的桟橋までのエリアを視察して改めて魅力を感じたし、活用の仕方によっては観光の目玉にもなり得ると実感した。課題は多いかもしれないが海という魅力を生かし地域振興につなげていきたい」と話した。