神戸・元町商店街の車暴走事故 運転手からアルコール検出「間違ってアクセル踏んだ」 直後は車が暴走と説明

AI要約

神戸元町商店街で3月、高齢男性が運転する軽ワゴン車が別のワゴン車と衝突し3人が死傷した事故で、男性が酒を飲んだ状態で車を運転していたことが分かった。

事故は3月13日午後10時20分ごろ、神戸市中央区元町通3、神戸元町商店街のアーケード内で発生。男性の妻が死亡し、別のワゴン車の男性も負傷した。

男性はアルコールが検出され、運転中に酒を飲んでいた可能性が高く、警察は危険運転致死傷容疑も検討している。

神戸・元町商店街の車暴走事故 運転手からアルコール検出「間違ってアクセル踏んだ」 直後は車が暴走と説明

 神戸元町商店街で3月、高齢男性が運転する軽ワゴン車が別のワゴン車と衝突し3人が死傷した事故で、男性が酒を飲んだ状態で車を運転していたとみられることが27日、捜査関係者への取材で分かった。兵庫県警生田署は自動車運転処罰法違反(過失致死傷)と酒気帯び運転の容疑で捜査している。

 事故は3月13日午後10時20分ごろ、神戸市中央区元町通3、神戸元町商店街のアーケード内で発生。西進していた軽ワゴン車と清掃作業のため商店街に入っていたワゴン車が衝突した。軽ワゴン車を運転していた男性(87)は骨折の重傷で、助手席に乗っていた妻(82)は出血性ショックで死亡した。ワゴン車の男性会社員(27)も軽傷を負った。

 捜査関係者によると、軽ワゴン車を運転していた男性は事故直後、「車が暴走した」と話していたが、その後の調べで「ブレーキを踏もうとして、間違ってアクセルペダルを踏んだ」と説明。男性の血液から基準値の約2倍のアルコールが検出されたため、同署は男性宅を捜索し、事故前に飲んだとみられる開封済みの紙パックの日本酒などを押収した。

 男性は「ご飯を食べる際、ご飯を流し込むために酒を飲んだかもしれない」などと供述しているといい、同署は正常な運転が困難な状態だった疑いもあるとみて、危険運転致死傷容疑の適用も視野に事故の詳しい経緯を調べている。

 現場はJR元町駅から南へ約100メートルの商店街。歩行者専用道で、許可車両以外の進入は制限されているが、男性は許可を得ていなかったという。