初夏の訪れ、華やかに 奈良県営馬見丘陵公園「ハナショウブ」

AI要約

奈良県営馬見丘陵公園の菖蒲園でハナショウブが咲き始め、多くの人が楽しんでいる。

菖蒲園では約100品種3万本のハナショウブが植えられており、水やりも大切なポイントである。

ハナショウブの見ごろは6月上旬で、イベント「にぎわいマルシェin馬見花菖蒲」も開催される予定だ。

初夏の訪れ、華やかに 奈良県営馬見丘陵公園「ハナショウブ」

 奈良県営馬見丘陵公園(河合町、広陵町)の菖蒲(しょうぶ)園で、ハナショウブが咲き始めた。例年は6月いっぱいまで楽しめるという。

 約3千平方メートルの菖蒲園の敷地に、約100品種3万本のハナショウブが植えられている。22日は、紫や白色のハナショウブがきれいに咲き、多くの人が写真を撮るなどして楽しんでいた。

 県中和公園事務所によると、ハナショウブは水草ではなく、水に浸かった状態で育てると、病気のまん延や根腐れの原因となり、生育が阻害されるといわれているという。菖蒲園では、土の表面が乾燥しているように見えるが、菖蒲田=圃(ほ)場=への水やりは主に夜間に実施しており、土の下には十分、水がしみ込んでいるという。

 同事務所は「見ごろは6月上旬ごろ」としている。6月8、9日には、ハナショウブや北葛城郡4町のマルシェが楽しめる「にぎわいマルシェin馬見花菖蒲」が開かれる。

P=色とりどりのハナショウブが楽しめる菖蒲園=22日、河合町、広陵町の県営馬見丘陵公園