保木・小林組「全力で楽しむ」、大堀「勇気と感動を」 パリ五輪バド代表の富山県勢3人が抱負
日本バドミントン協会は、男子ダブルスと女子シングルスでそれぞれ選手を発表した。選ばれた12人の選手の中には、五輪初出場のメンバーも含まれている。
男子ダブルス組の保木卓朗と小林優吾は、世界選手権での優勝や世界ランキング1位獲得などを経て、メダル獲得に意欲を見せている。
女子シングルスの大堀彩は、リオ五輪銅メダルの奥原希望と争い、国内2枠目の座を獲得。自らの攻撃的なプレースタイルを最大限に活かすことを目指している。
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日本バドミントン協会は21日、パリ五輪代表12選手を発表し、男子ダブルスで保木(ほき)卓朗(28)、小林優吾(28)組=トナミ運輸、女子シングルスで大堀彩(27)=同=が選ばれた。3人は五輪初出場となる。東京都内で開かれた記者会見に臨んだ保木と小林は「五輪の舞台を全力で楽しみたい」、大堀は「勇気や感動を少しでも与えられるようなプレーをしたい」と抱負を語った。
記者会見は味の素ナショナルトレーニングセンターであり、3人は緊張した面持ちで出席。小林は東京五輪を逃した前回の選考レースを振り返り「今の結果があるのは東京五輪レースの悔しさがあるから。あの時から変わった自分たちを見せたい」と話した。
保木・小林組は2021年の世界選手権で優勝し、翌年に世界ランキング1位に浮上した。いずれも男子ダブルスの日本勢では史上初の快挙となった。保木は「男子ダブルスは(日本勢が)メダルを獲得したことがない。世界選手権と世界ランキング1位を取って自信があるので、史上初をもう一個増やせるように頑張りたい」とメダル獲得に意欲を見せた。
大堀は、リオ五輪銅メダルの奥原希望(のぞみ)と終盤まで争った末、国内2枠目の座をつかんだ。「攻めのプレーが自分の持ち味。そこを最大限に発揮できるように頑張りたい」と力を込めた。
同協会は支援スタッフも発表し、スパーリングスタッフ(基礎打ちの相手)にトナミ運輸の秦野陸が選ばれた。
パリ五輪は7月26日に開幕する。バドミントン競技は翌27日から始まり、男子ダブルスは8月4日、女子シングルスは同5日に決勝戦を行う。