「空飛ぶクルマ」人が乗った状態で実証飛行 和歌山県串本町

AI要約

空飛ぶクルマの県内初の実証飛行が串本町で行われました。

実証飛行では高さ約1.9メートルでルートを自動飛行し、600人の観衆が見守りました。

将来的には空飛ぶクルマの離発着場を整備し、観光や防災分野に活用したいとの計画もあります。

「空飛ぶクルマ」人が乗った状態で実証飛行 和歌山県串本町

次世代の移動手段として注目されている「空飛ぶクルマ」の県内初の実証飛行が、今日、串本町で行われました。

空飛ぶクルマは、ヘリコプターのように垂直に離着陸できることから、滑走路を必要としない電動の小型飛行機です。

今日、串本町の潮岬望楼の芝で実証飛行を行ったのは、高さおよそ1.9メートル、幅およそ5.7メートルで、あらかじめ設定されたルートを自動で飛行します。

実証飛行は、「空飛ぶクルマ」を広く県民に知ってもらおうと県が行ったもので、人が乗らない状態と乗った状態で行われました。およそ600人の観衆が見つめる中、「空飛ぶクルマ」は垂直に離陸したあと、高度40メートルまで上昇、時速およそ21キロで300メートルの距離を、およそ4分間飛行しました。

また有人飛行では、検査員一人が搭乗し、乗り心地や振動、機内のノイズなどを確認、今日は風が強かったものの、初めての実証飛行は無事成功しました。

また終了後は観客向けに開放され、観客らがコックピットに乗り込み記念写真を撮るなどしていました。県では将来的に「空飛ぶクルマ」の離発着場を整備し、観光のほか、防災分野などにも役立てたいとしています。