【映像】数百?数千羽?上空を飛び交う鳥の大群…群れをつくるには理由が【中テレ投稿BOXニュース】

AI要約

開成山公園上空を飛び交うムクドリの大群の映像が投稿され、専門家によればねぐら入りの様子であるという。

ムクドリは大群を作ることで天敵からのリスクを低減し、生き延びる知恵を持つ鳥である。

ムクドリは駅前などにねぐらを作り、フン害の問題があるが、それも生存戦略の一環と言える。

郡山市にある開成山公園の上空を飛び交う鳥の大群の映像が送られてきました。

投稿してくれたのは「みゆまゆママ」さん(30代)、9月18日午後6時ごろに撮影されたものです。

野鳥に詳しい「福島市 小鳥の森」に話を伺ったところ、この鳥は「ムクドリ」だということが分かりました。

「ムクドリがねぐら入りする時の映像だと思います」。

この映像だけでは、木々がある開成山公園内にねぐらがあるかどうかは分からないということですが、ムクドリは小さな集団が次々と集まり、大群を作って、ねぐらに入る習性があるとのこと。そもそも、なぜムクドリはこうした群れをつくるのでしょうか?

「天敵の猛禽類からのリスクを低減するためです。魚のイワシが大群を作るように、天敵に襲われる確率を減らし、生き延びようとする知恵です」。

一方、ムクドリと言えば、駅前などの木々をねぐらにし、フン害が問題となっています。大きな群れで生活するため、一定の場所に大量のフンが落ちることで、人間にとっては迷惑な存在にもなっています。ただ、ムクドリはもともと自然の中で生きてきた鳥です。

「明るくて人間が多い場所だと天敵が近寄らず、襲われないことを学習してるんです」。

駅前などをねぐらにするというのも、ムクドリの生き延びるための知恵とも言えます。全国各地でムクドリのフン害、騒音などが問題となっていますが、対策をしても一時的にねぐらを変え、また戻ってきてしまうこともあるそうです。

※「中テレ投稿BOXニュース」では県民のみなさまから寄せられた貴重な画像や動画などを紹介します。