全国の刑務所作業製品販売 鳥取で21日から矯正展

AI要約

鳥取地区矯正展が開催され、約700種類1万点の刑務所作業製品が展示販売される。

人気の刑務所作業製品や鳥取刑務所オリジナルの商品が並び、社会復帰への理解を深めるための取り組みとして注目されている。

さまざまな催し物や体験も用意され、矯正行政に対する地域の理解を高めることが目的とされている。

全国の刑務所作業製品販売 鳥取で21日から矯正展

 鳥取刑務所オリジナルの物品をはじめ、全国の刑務所などで作られた約700種類1万点の刑務所作業製品を展示販売する、第43回鳥取地区矯正展が21、22日、鳥取市河原町曵田の河原町総合体育館で開かれる。

 同展にはマル獄シリーズ(函館少年刑務所)のバッグや前掛け、頑固な汚れがきれいになる洗剤と評判のブルースティック(横浜刑務所横須賀刑務支所)など人気品に加え、鳥取刑務所オリジナルの「鳥刑」ロゴ入り帆布製トートバッグ、鳥取県内で出た間伐材を使った木工品などが並ぶ。商品の紹介、販売を通じ、矯正行政や受刑者らの社会復帰への理解を得ようと毎年開催され、新作を探しに来る刑務作業品ファンもいるという。

 このほか、3畳の広さにトイレや流し台を備えた刑務所単独室の模擬居室体験、少年鑑別所職員による性格テスト、受刑者に提供されているパンの販売なども予定されている。首席矯正処遇官の尾浜弘敏さんは「矯正展を通じて地域の理解が得られてきたと感じる。受刑者の円滑な社会復帰につなげたい」と開催の意義を語った。

 両日とも午前9時半開場、21日は午後4時、22日は同3時まで。