暴力団員であることを隠し「新型コロナ特例貸付」65万円を不正受給 詐欺で男を逮捕 北海道

AI要約

山内容疑者が北海道社会福祉協議会の特例貸付制度を詐欺に利用した疑いで逮捕された。

山内容疑者は暴力団員であることを隠して65万円をだまし取った疑いが持たれている。

警察は捜査を進め、暴力団の資金源になった可能性も視野に入れている。

暴力団員であることを隠し「新型コロナ特例貸付」65万円を不正受給 詐欺で男を逮捕 北海道

札幌・白石警察署は2024年9月19日、札幌市白石区に住む六代目山口組茶谷政一家構成員の山内孝一容疑者(25)を詐欺の疑いで逮捕しました。

山内容疑者は2021年に、暴力団員であることを隠して、北海道社会福祉協議会が実施している特例貸付制度を利用して、計65万円をだまし取った疑いが持たれています。

だまし取られたのは、新型コロナウイルスの影響で収入が減少するなどした低所得世帯に生活費を貸与する「緊急小口資金」20万円と、同じ低所得世帯に生活費を貸与する「総合支援資金」45万円です。

警察によりますと、いずれも申請書には「暴力団員ではないこと」「借り入れ期間中に暴力団員にならないないこと」と制約事項として記載されていましたが、山内容疑者は申請書に署名をして提出したということです。

捜査に支障があるとして、警察は山内容疑者の認否を明らかにしていませんが、これまで山内容疑者は借り入れた金を返済していないということです。

警察は、だまし取った金が暴力団の資金源になった可能性も視野に、動機などを捜査しています。