自動車エンジンオイルを活用 農業ハウスでイチゴの苗植え 群馬・高崎市
GNホールディングスが農業用のハウスで使用するエンジンオイルを活用したイチゴの苗を植える体験会を開催。
社員や家族ら約60人が参加し、循環型農業を目指して活動。
今年栽培したイチゴが賞を受賞し、12月ごろ収穫・販売予定。
使用済みの自動車のエンジンオイルを燃料として活用している農業用のハウスで、イチゴの苗を植える体験会が開かれました。
群馬日産自動車などを傘下に置くGNホールディングスは、2022年に農業法人「ミノリオ」を設立し、群馬県高崎市中尾町にある農園で「やよいひめ」や「よつぼし」などイチゴの栽培を去年から始めています。
16日に開いたイチゴの苗を植える体験会には社員や家族ら約60人が参加しました。GNホールディングスでは、交換のため年間約43万リットルと大量に排出されるエンジンオイルを加工して、ハウスの暖房用として活用することで、循環型農業を目指しています。また去年栽培した「よつぼし」は、日本野菜ソムリエ協会が開いた「全国いちご選手権」で入賞を果たしたということです。
16日は「やよいひめ」の苗約3500本が用意され、参加者は位置や向き、深さに気を付けながら一つずつ丁寧に植え付けていました。植えた「やよいひめ」は12月ごろ実り始め農園やスーパー、コンビニエンスストアなどで販売を予定しているということです。