自転車のヘルメット着用率8.1% 宮崎県は全国ワースト5位

AI要約

宮崎県の自転車ヘルメット着用率が全国で5番目に低く、事故の多くが着用していない人に起きていることが指摘されている。

全国の調査では愛媛県が最も高く、大阪府が最も低い着用率を示している。

自治体や警察はヘルメットの着用啓発活動を強化しているが、宮崎県の着用率は依然として低い状況が続いている。

自転車のヘルメット着用率8.1% 宮崎県は全国ワースト5位

去年4月から努力義務となっている自転車のヘルメット着用に関する調査で、宮崎県の着用率が8.1%にとどまり、全国で5番目に低かったことがわかりました。

調査は今年7月に全国一斉に行われ、朝の駅周辺や夕方の商業施設周辺など、時間帯や場所が近い条件で集計されました。

調査の結果、自転車のヘルメット着用率が最も高かったのは愛媛県で69.3%、最も低かったのは大阪府で5.5%でした。

宮崎県は朝の通勤時間に延岡駅と日向市駅周辺、夕方にカリーノ宮崎と宮交シティ周辺で調査が行われ、着用率は全体で8.1%と全国平均を大きく下回り、全国で5番目に低い結果となりました。

警察によりますと、県内では、今年1月から8月末までに自転車が絡む事故が169件起きていて、自転車に乗っていた163人がけがをしました。

このうち85%がヘルメットを着用していなかったということです。