台風10号の農林水産被害 さらに増え46億2400万円余りに 大分
台風10号による記録的大雨が大分県内で農林水産業に46億円余りの被害をもたらしました。
水田や畑への被害が最も大きく、市町村別では由布市が被害額トップです。
県は台風10号の被害状況を発表し、最終的な状況は9月末に公表する予定です。
8月、大分県内を直撃し記録的大雨をもたらした台風10号による農林水産被害額がさらに増えて、46億円余りにのぼっていることがわかりました。
県が9月13日現在でまとめた台風10号の被害状況では農業、林業、水産業の被害件数が2900件にのぼっています。被害額も9日時点(速報値)の29億3500万円からおよそ16億9000万円増えて、46億2400万円あまりとなっています。
被害が最も大きいのは土砂の流入や冠水による水田や畑などの被害で34億円余り。水稲や野菜、果物など農作物への被害も1億3700万円余りにのぼっています。
市町村別で最も被害額が大きいのは由布市でおよそ9億2000万円、次いで豊後高田市国東市、竹田市となっています。台風10号の被害について県は9月末に最終的な状況を発表する予定です。