高齢者の新しい呼び名は?アンケート 最多は『エルダー』 9月16日・敬老の日

AI要約

敬老の日に対する新しい高齢者の呼び名についてのアンケート結果が紹介されている。

エルダーやゴールド、グランド◯◯など様々な提案が寄せられており、高齢者への敬意や親しみが感じられる。

また、家庭内での祖父母の呼び方や個々の好みについても紹介されている。

高齢者の新しい呼び名は?アンケート 最多は『エルダー』 9月16日・敬老の日

 9月16日は敬老の日。シルバー、シニア、お年寄りなど人生の大先輩「高齢者」を指す言葉は数あれど、そろそろ新しい呼び名がほしいところ。長崎新聞が情報窓口「ナガサキポスト」のLINE(ライン)で実施したアンケートに131人からアイデアが寄せられた。

◆次点はゴールド

 最も多かったのが、丁寧な高齢者の呼び方である、英語のエルダー(エルダリー)。先輩や年上の、という意味があり、「何だかすてきな響き」(佐世保市の50代女性)。次点はゴールド、ゴールドエイジ。「あらゆる人生体験の到達者。金字塔の意味」(長崎市の80代男性)や「ますます輝く年代でありたい」(大村市の70代男性)という願望も。シルバーより上質なプラチナが複数あった。

 偉大な、という意味のグランド◯◯も人気。ピープルを合わせた造語グランピは「響きがかわいらしく嫌な気はしない」(長崎市の50代女性)。祖父母に限定されるグランパパ、ママに代えて、万人に使えるところもいい。

◆経験豊富

 人生の酸いも甘いも知る先輩へのリスペクトが光るのは積年者、熟齢者、年輪人。幸麗者などの当て字も目立った。

 「ブルーが青年なら、色を重ね輝く虹色のイメージで」レインボー(松浦市の70代男性)。豊かな彩りで表す案がある一方で「いつまでも青くありたい」(雲仙市の60代男性)とエバーグリーンを貫く意志も見過ごせない。

 パイ生地とカスタードクリームを重ねて作るおいしいスイーツミルフィーユのごとく「年齢を重ねるにつれ知識も深まり、人間としての厚みも出てくる」(大村市の60代女性)という楽しいアイデアもあった。

◆家庭内では?

 家の中での祖父母の呼び方も尋ねた。大半はやはり、じいじとばあば、じいちゃんとばあちゃん。孫にとっては4人いる祖父母を区別するのに、長崎ばあばと呼ばれる南島原市の70代女性は「長たらしいと思いつつ楽しんでいる」そう。

 おばあちゃん呼びに抵抗がある長崎市の70代女性は大好きなキャラクターにちなみキティママ。「呼ばれることが若さの秘訣(ひけつ)」になっている。

◆親しみと敬意

 「見た目だけでは何歳か分からないから、名前で呼ぶ」「自分が呼ばれたら、いい気持ちになる」「長く社会に貢献されたことへの尊敬を込めて」。あらゆる意見の中には共通して年長者への敬意があった。