湯治場、彩る絵灯籠 「ひじおりの灯」始まる・大蔵

AI要約

大蔵村肘折温泉街で行われている「ひじおりの灯」のライトアップが14日夜に開始された。淡い光が幻想的に風景を彩っている。

絵灯籠は東北芸術工科大やアーティストによる新作など計21点が展示され、ノスタルジックな温泉街の風景や自然が表現されている。

点灯は午後6時から8時半までで、10月14日まで開催される。訪れた湯治客からは、作者が地元をよく調査しているという好意的な意見が寄せられている。

湯治場、彩る絵灯籠 「ひじおりの灯」始まる・大蔵

 大蔵村肘折温泉街をライトアップされた絵灯籠で照らす「ひじおりの灯(ひ)」が14日夜、始まった。淡い光が、秋風が吹く湯治場を幻想的に彩っている。

 住民らによる実行委員会(早坂隆一委員長)が中心となり開催しており、18回目。絵灯籠は東北芸術工科大(山形市)卒業生や肘折温泉にゆかりのあるアーティストらによる新作11点など計21点が並ぶ。ノスタルジックな温泉街の風景や豊かな自然などを表現した作品に、浴衣姿の湯治客が見入っていた。

 点灯は午後6~8時半。10月14日まで。茨城県つくば市から夫婦で訪れた会社員岡田和彦さん(56)は「地元の風土が表現されていて、作者が肘折をよく調べていると分かる」と話していた。