新アリーナ候補地に幕張 バスケB2アルティーリ千葉 10月、測量と地質調査へ

AI要約

バスケットボール男子Bリーグ2部のアルティーリ千葉が新アリーナ建設計画を進めており、県立幕張海浜公園Aブロックが候補地に浮上している。

背景には2026年のBリーグ構造改革があり、新たなカテゴリー「Bプレミア」参入への条件がアリーナの確保である。

市はチームとの連携協定締結で全面的な協力姿勢を示している。

Aブロックは公園内にあり、測量や地質調査が進行中。12月までの調査結果次第で次の段階へ進む予定。

アルティーリが参入を目指すBプレミアにはVIP席やラウンジが必要で、現在の本拠地は設備面で不足が課題となっている。

千葉ポートアリーナは老朽化が進んでおり、新アリーナ建設が進められることでチームの発展が期待されている。

設備の仮設も検討される中、市とチームは新アリーナ建設に向けた協力体制を整えている。候補地の検討も含め、協力関係は強化されている。

新アリーナ候補地に幕張 バスケB2アルティーリ千葉 10月、測量と地質調査へ

 千葉市を拠点とするバスケットボール男子Bリーグ2部(B2)のアルティーリ千葉が進める新アリーナ建設計画で、市は美浜区の県立幕張海浜公園Aブロックが候補地に浮上していることを明らかにした。チームの運営会社が選定した。同社は10月、敷地内の測量や地質調査を始める方向で調整している。

 Aブロックは隣接するB・Cブロックと共に市が管理しており、噴水や芝生広場などがある。新アリーナ建設をバックアップする市の担当者は「12月までの調査結果次第で(公園を所有する)県との調整など次の段階になる」と今後の見通しを説明した。

 新アリーナ建設の背景にあるのは、2026年に予定されているBリーグの構造改革。現在の1部(B1)に代わる最上位カテゴリーとして新設される「Bプレミア」参入には、5千人以上収容でVIP席やラウンジなどの設備を備えたアリーナの確保が条件となっている。

 参入を目指すアルティーリが現在の本拠地とする中央区の千葉ポートアリーナは、収容数は十分なもののVIP席などの設備が不足している。設備の仮設も検討しているが、築30年以上が経過して老朽化が進んでいることが課題となっている。

 新アリーナ建設に向け、市は昨年、チームと「ホームタウン推進に関する連携協定」を締結。「候補地の検討も含め全面的に協力する」との姿勢を示していた。