津山市立の養護老人ホームで利用者の預り金を職員が私的に使用か 約6年4か月間 ずさんな管理が発覚【岡山】

AI要約

岡山県津山市の養護老人ホームでの不適切な預り金処理の事実が明らかに

職員が利用者の預り金を私的に使用するなどの不正が6年4か月にわたって行われていた

指定管理者が調査を行い、損害賠償に向けた対応を進めている

津山市立の養護老人ホームで利用者の預り金を職員が私的に使用か 約6年4か月間 ずさんな管理が発覚【岡山】

岡山県津山市は、津山市立の養護老人ホーム「ときわ園」で、職員が入居者など施設利用者の預り金を不適切に処理した事実が発覚したと発表しました。

津山市高齢化介護課によりますと、不適切な処理があったのは津山市井口の津山市立養護老人ホーム「ときわ園」です。今年7月22日、担当職員が利用者の預り金を私的に使用するなど不適切に処理していた疑いが発覚、ときわ園の指定管理者である社会福祉法人「江原惠明会」が調査したところ、一部不明金が明らかになったため7月30日に市に、また8月5日に岡山県に報告したということです。

不適切な処理は2018年4月から今年7月までの約6年4か月間に及ぶということで、不正があった金額など全容について調査を行っています。「江原惠明会」では、担当職員から施設長に対する月次報告や、施設長による毎月の確認等が欠如していたこと、また通帳や印鑑等の管理が内部規定通り行われず担当職員任せだったことなどが原因としています。

「江原惠明会」では、現在の利用者への損害賠償を今年中に完了させたい考えで、すでに退所した元利用者についても調査で損害が判明次第、賠償を行っていくとしています。