7歳女児の“虐待死”事件受け 児童相談所と警察の情報共有システム改修へ 愛知県が補正予算案に盛り込む
愛知県犬山市で7歳の女の子が死亡し、母親と内縁の夫が逮捕された事件を受け、児童相談所と警察の情報共有システムの導入が発表されました。
補正予算案には、システム改修のための費用や児童を保護する施設の移転整備に向けた費用が盛り込まれています。
大村知事は情報共有の重要性を強調し、来年3月の導入を目指していることを明らかにしました。
今年5月、愛知県犬山市に住む7歳の女の子が死亡し、母親とその内縁の夫が逮捕・起訴された事件を受けて、県は児童相談所と警察が情報を即時に共有できるシステムの導入を発表しました。
システム改修のための費用、約1270万円を盛り込んだ補正予算案を9月議会に提出します。
大村知事は6日、9月議会に一般会計で総額約169億円の補正予算案を提出すると発表しました。
予算案には、今年5月、愛知県犬山市に住む7歳の女の子が死亡し、母親とその内縁の夫が逮捕・起訴された事件を受けて、児童相談所のシステム改修のための費用、約1270万円が盛り込まれています。
児童相談所がシステムに入力したすべての児童の保護情報を、警察署でもすぐに閲覧できるようになります。
児童が負傷している場合以外でも、事態が急変した際に対応できるよう見直したということです。
大村知事は、「児相と警察と、もっともっとしっかりと情報共有すべきだ」と話しました。
来年3月の導入を目指すとしています。
また、環境改善のため、児童を一時的に保護する施設の移転整備に向けた費用、およそ700万円も計上しています。