働き盛りの男性の自殺が急増 メンタルヘルス不調の早期発見へ相談促す 山梨県
山梨県では、去年自殺した人が増加したことを受けて、メンタルヘルスの不調を早期発見するために企業と連携して労働者にカウンセラーへの相談を促すことを確認。
男性の自殺者が増加しており、40代から60代の働き盛りが特に影響を受けていることが報告されている。
山梨県はこれに対応し、労働者にメンタルヘルスの不調があった場合の早期対応や認知症への支援を充実させる取り組みを強化することを決定。
去年、働き盛りの男性を中心に自殺した人が増加したことを受け、山梨県はメンタルヘルスの不調を早期発見するため企業と連携して労働者にカウンセラーへの相談を促していくことなどを確認しました。
県によりますと去年、県内に住む人で自殺した人は149人となり、前の年に比べて17人増加しました。
男性は働き盛りの40代から60代が64人と前の年に比べて23人増加したほか、女性は70歳以上の高齢者が微増していて、5日の県の幹部らによる対策会議でうつ病やがん、認知症を患ったあとに亡くなるケースが多いことが報告されました。
これをうけて県は企業と連携して労働者にメンタルヘルスの不調があった場合早期にカウンセラーに相談を促すことや認知症やその家族への支援を充実させることなどを確認しました。
山梨県 長崎幸太郎知事:
「残念ながら結果に結びついていない状況になっている。これまでの取り組みをさらに継続してもらうとともに更なる対策に取り組んでほしい」
悩みや不安を抱えて困っているときは電話などで相談する方法があります。
●こころの健康相談
統一ダイヤルは0570-064-556
●山梨いのちの電話
055-221-4343
インターネットでも相談窓口を調べることができます。