初乗り運賃170円から200円に 10月1日から値上げ 秩父鉄道 消費増税の改定を除くと28年ぶり 通学定期券の運賃は据え置き

AI要約

秩父鉄道が28年ぶりの運賃改定を発表し、10月1日から値上げを行うことが決定した。

運賃改定により大人の運賃が30円から130円まで値上げされ、通勤定期も値上げされることが発表された。

通学定期の運賃は据え置かれ、一部の券種では値下げも行われるが、入場料金は大人、子どもともに引き上げられる。

 秩父鉄道(本社・埼玉県熊谷市)は8月30日、運賃改定の申請が国交省関東運輸局から認可され、一部を除いて10月1日から値上げを行う、と発表した。同社の運賃改定は、消費税率引き上げに伴う改定を除くと、1996年11月以来28年ぶりとなる。

 大人の運賃は、初乗りの最低額(1~4キロ)が現在の170円から30円増の200円に、羽生―三峰口の全区間を乗車した場合は1070円から130円値上げして1200円となる。通勤定期の運賃も、大人1カ月1310~5010円値上げ。改定率は、平均で12・8%の上昇となった。

 家計への負担を考慮して、通学定期の運賃は据え置き、急行券は現在の子ども110円から100円に、急行回数券は同1100円から千円にそれぞれ値下げする。

 大人の急行券と急行回数券、急行定期券のほか、入場料金は大人、子どもともに引き上げられる。