“国内最大級”津波対策の水門「びゅうお」定期点検=静岡・沼津港
静岡県の沼津港に津波対策として建設された水門「びゅうお」の定期点検が行われました。
「びゅうお」は国内最大級の水門であり、震度5弱以上の地震が起きると海水の侵入を最小限に抑える役割を果たします。
地元の小学生が水門の点検を見学し、安心感を得ていました。
静岡県の沼津港に津波対策とし建設された水門「びゅうお」の定期点検が9月3日に行われました。
沼津港の航路に設置されている「びゅうお」は、津波対策の一環として作られた国内最大級の水門です。震度5弱以上の地震が起きると「扉体」と呼ばれる部分が下がり、海水の侵入を最小限にとどめます。
「びゅうお」では年に2回点検が行われていて、3日は担当者が水門の地震計を揺らして、「扉体」が正常に作動することを確認しました。
3日は、地元の小学生が点検の様子を見学に訪れました。
<児童>
「すごく大きくてびっくりした」
<児童>
「(水門は)津波を少しでも影響をなくしてくれるもので安心できます」
「びゅうお」は台風が接近した場合などでも「扉体」を下げることができ、管理する静岡県は点検を徹底していきたいとしています。