台風10号は1日夜までに熱帯低気圧に変わる見込み さらに次の“台風のタマゴ”がフィリピンの東海上に…【台風情報・6日(金)午後3時まで・3時間ごとの雨と風のシミュレーション・1日午前11時更新】
台風10号は東海道沖を北上し、1日夜までに熱帯低気圧に変わる見込みです。気象庁は土砂災害や浸水、河川の増水、氾濫に警戒を呼びかけています。
フィリピンの東海上から北上する熱帯低気圧が“台風のたまご”となり、台風に発達する見通しです。
東日本を中心に、熱帯低気圧周辺の雨雲や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込んで、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
台風10号は東海道沖を北上し、1日夜までに熱帯低気圧に変わる見込みです。気象庁は引き続き、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。
一方、“台風のたまご”となる熱帯低気圧がフィリピンの東海上から北上する見込みで、あす2日までに台風となる見通しです。
気象庁によりますと、台風10号は1日午前9時には東海道沖にあって、ほとんど停滞しています。中心の気圧は1000ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで、中心の東側220キロ以内と西側165キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
東日本太平洋側では、台風本体の発達した雨雲や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込んで、雷を伴った激しい雨の降っている所があるということです。また東日本では、これまでの記録的な大雨で、地盤が緩んでいる所や増水している河川があり、土砂災害、洪水災害の危険度が高くなっている所があるとしています。
台風は今後、東海道沖を北上し、1日夜までに熱帯低気圧に変わる見通しです。熱帯低気圧に変わった後も、東日本を中心に、熱帯低気圧周辺の雨雲や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込んで、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
なおフィリピンの東にある“熱帯低気圧b”は今後、台湾や沖縄地方にゆっくりと近づいてきそうです。今後の気象情報に注意してお過ごしください。
■雨の予想
西日本や東日本では、2日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降って、大雨となる所がある見込みです。
▽2日午後6時までに予想される24時間降水量(多い所)
関東甲信地方 120ミリ
東海地方 200ミリ
北陸地方 80ミリ
近畿地方 150ミリ
▽3日午前6時までに予想される24時間降水量(多い所)
東海地方 100ミリ
北陸地方 80ミリ