被害の全容把握に至らず JR山田線全線運休 復旧めど立たず 線状降水帯発生から3日 岩手県

AI要約

8月27日に岩手県内陸で記録的大雨が発生し、JR山田線が全線での運休を余儀なくされている

被害の全容把握に至っておらず、復旧のめどが立っていない状況

台風の影響もあり、県内では交通機関の運行に支障が生じている

被害の全容把握に至らず JR山田線全線運休 復旧めど立たず 線状降水帯発生から3日 岩手県

岩手県内陸で線状降水帯が発生した8月27日の記録的大雨からは30日で3日、JR山田線は全線での運休が続いています。

依然、被害の全容把握には至っておらず復旧のめどは立っていません。

8月27日、県の内陸部では線状降水帯が発生し、盛岡市薮川で24時間降水量が観測史上最大の211.5ミリに達するなど記録的大雨となり、盛岡市内の道路などに大きな被害が出ました。

この雨でJR山田線でも、盛岡市の山岸駅と宮古市の区界駅との間で複数被害が発生。

線路の下の土が崩れた箇所があるほか、倒木や流れてきた草木が線路上に積もっている箇所もありました。

このため、山田線は8月30日午後6時現在、盛岡~宮古間の全線で運休していて、JRでは並行する区間で岩手県北バスが運転している106バスの利用を呼びかけています。

30日にバスを利用した人の中にはこんな人もいました。

バス利用の高専生

「釜石に行きたくて、とりあえず宮古に行く感じです。(釜石では)柔道の大会です。直接釜石に電車で行きたかったんですけど、電車が止まっているので一旦バスで沿岸の方に行く」

JRによりますと、道路状況が悪いことや台風が接近していることもあり、被害の全容把握には至っておらず、復旧の見込みは立っていないということです。

県内では8月12日の台風5号による被害で三陸鉄道の宮古~田老間でも運休が続いています。