「計画運休」を予定していた東北のJR線、豪雨により被災 道床流出などで当面運休に

AI要約

JR東日本 盛岡支社は2024年8月28日に、盛岡~宮古間を結ぶ山田線の運転を当面のあいだ見合わせると発表。

集中豪雨による被害で、道床流出や倒木などの被害が生じ、被災箇所の確認を進めている。

上米内~川内間では10月15日から11月15日までの計画運休があり、落ち葉による遅延対策として実施される。振替輸送は岩手県北バスの特急・急行バスが利用可能。

「計画運休」を予定していた東北のJR線、豪雨により被災 道床流出などで当面運休に

 JR東日本 盛岡支社は2024年8月28日(水)、盛岡~宮古間を結ぶ山田線について、当面のあいだ上下線で運転を見合わせると発表しました。27日(火)に発生した岩手県盛岡市内での集中豪雨により、山岸~区界間において道床流出などの被害が生じたためです。

 盛岡支社は現在も被害状況の確認を進めているとし、「今後も大きな被害箇所が確認される場合もあります」と呼びかけています。前出の道床流出に加え、土砂の流入や倒木、ケーブル露出なども確認されています。

 ちなみに、被災箇所を含む同線の上米内~川内間では10月15日(火)から11月15日(金)までの32日間、計画運休が予定されています。原因は「落ち葉」。落葉の多い秋季、山間部の同区間では落ち葉による列車の車輪空転が頻発し、毎年大幅な遅延が発生していることから、盛岡支社は「通勤通学のご利用が多い区間の安定輸送提供を目的として」、運休すると説明します。

 今回の豪雨とも合わせ、振替輸送には並行する国道を走る岩手県北バスの「106特急・急行バス」が利用できます。