台風10号ゆっくり九州横断 少なからぬ影響残す

AI要約

台風10号が鹿児島県に上陸し、九州を横断して福岡県・佐賀県に影響を及ぼした

台風10号は現在、東北東に進み、熱帯低気圧に変わる見通し

福岡県と佐賀県では人的被害が発生し、二つの死亡事故が報告されている

台風10号ゆっくり九州横断 少なからぬ影響残す

史上最強クラスと言われ、鹿児島県に上陸した台風10号。自転車並みの速度で長時間かけて九州を横断し、福岡県・佐賀県にも少なからぬ影響を残しました。

台風10号は30日午後3時現在、愛媛県松山市の西約40キロにあって東北東に進み、2日午後3時までには熱帯低気圧になる見通しです。

佐賀県には29日夜、福岡県には30日未明に最接近し、30日正午前に九州を抜けました。

両県には台風と関連する可能性がある人的被害も出ています。

福岡県では30日朝、築上郡築上町の城井川で男性1人の遺体が見つかり、先ほど、29日夜に川の様子を見に行き行方不明となった80代の男性と判明しました。

また、京都郡みやこ町でも30日昼前、側溝内で死亡している女性が発見されました。

警察で2人の死と台風との関連を調べています。

一方、佐賀県では鹿島市の祐徳稲荷神社の参道で、80代の男性が倒れているのが見つかり、その後死亡が確認されました。

警察は、台風による強風が原因で転倒した可能性も視野に調べています。

このほか、30日午後2時までに、わかっているだけで、福岡県で11人・佐賀県で5人のけがが確認されています。