【台風情報】台風10号の進路予想 9月1日にかけて西日本を東へ進む見込み 四国・近畿・東海「線状降水帯」発生の可能性（気象庁 午後4時57分発表）
台風10号が西日本を襲い、土砂災害や洪水、高潮に厳重警戒が必要。
台風による大雨が西日本と東日本を中心に被害が懸念される。
線状降水帯が発生し、さらなる大雨災害の可能性が高まっている。
気象庁によりますと、台風10号は、9月1日にかけて西日本を東へ進む見込みです。引き続き、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高潮に厳重に警戒してください。また、西日本と東日本では、31日にかけて線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。
台風10号は、30日午後3時には松山市の西約40キロにあって、1時間におよそ15キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は994ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで、中心から半径330キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
台風は、9月1日にかけて西日本を東へ進む見込みです。西日本では、台風本体の発達した雨雲により、非常に激しい雨が降っている所があります。また、台風本体から離れた東日本でも、台風周辺や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、太平洋側の地域を中心に、断続的に雷を伴った非常に激しい雨が降っている所があります。
西日本や東日本では、これまでの記録的な大雨により、地盤が緩んでいる所や増水している河川があります。土砂災害や洪水災害の危険度が高くなっている所があり、31日にかけて線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。
西日本や東日本では31日にかけて、台風本体や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるため、雷を伴った非常に激しい雨や猛烈な雨が降り、大雨となる所がある見込みです。その後も台風周辺や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込むため、断続的に激しい雨や非常に激しい雨が降るおそれがあり、9月2日頃にかけて総雨量がさらに多くなる所があるでしょう。
・30日午後6時から予想される24時間降水量（多い所で）
関東甲信地方 150ミリ
北陸地方 100ミリ
東海地方 300ミリ
近畿地方 300ミリ
中国地方 120ミリ
四国地方 300ミリ
・その後、31日午後6時から予想される24時間降水量（多い所で）
関東甲信地方 200ミリ
北陸地方 150ミリ
東海地方 400ミリ
近畿地方 200ミリ
四国地方 150ミリ
・その後、9月1日午後6時から予想される24時間降水量（多い所で）
関東甲信地方 200ミリ
北陸地方 150ミリ
東海地方 200ミリ
近畿地方 150ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
