台風10号 福岡県内は大雨と暴風で11人がけが

AI要約

台風10号が九州を通過し、大雨や強風による被害が発生しています。

築上町では高齢男性が行方不明になり、複数のけが人が確認されています。

柳井市付近を北東に進んでいる台風10号により、計画的な避難や警戒が必要です。

台風10号 福岡県内は大雨と暴風で11人がけが

台風10号は、30日昼前に九州を抜け、瀬戸内海を北東に進んでいます。福岡県内では築上町で高齢男性が行方不明になったほか、11人のけがが確認されています。

九州を横断した台風10号は30日午後1時現在、山口県柳井市付近を北東に進んでいます。

各地で記録的大雨となり、北九州市小倉南区東谷では、30日午前7時半までの24時間降水量が、平年8月の2カ月分以上に相当する474ミリを記録しました。

大雨に伴って川が増水するなどし、築上郡築上町では城井川にかかる橋の半分近くが崩落しました。

城井川では29日夜、川の様子を見に行った80代の男性が行方不明になっていました。

30日朝、下流で男性1人の遺体が見つかり、身元の確認が進められています。

また、佐賀県鹿島市では29日午前10時半ごろ、80代の男性が神社の参道で倒れた状態で見つかり、その後、死亡が確認されました。

警察は強風が原因で転倒した可能性も視野に調べています。

けが人は、30日午後1時までに、わかっているだけで、福岡県で11人、佐賀県で5人となっています。