東海道新幹線が大雨で全線ストップ 名古屋駅には困惑する人たち 周辺のホテルは「途中下車」の駆け込み客
ＪＲ東海が大雨の影響で東海道新幹線の全線運転取り止めを発表し、名古屋駅周辺で足止めされた人々が混雑する。
当日中の運転見合わせにより、多くの人々が移動計画に影響を受け、新幹線で足止めされる状況が続く。
新幹線の運転見合わせにより、名古屋駅周辺のホテルに影響が広がり、泊まる宿を探す人々が増加している。
29日夜、ＪＲ東海は大雨の影響で、当日中の東海道新幹線の全線（東京～新大阪）運転取り止めを発表し、名古屋駅周辺では、足止めされた人たちで混雑しました。
ＪＲ東海は、29日午後7時前、静岡地区での雨の影響で、東海道新幹線の当日中の運転を全線（東京ー新大阪間）で取り止めると発表しました。
「東京に戻るのに新幹線に乗ろうとしたんですけど、台風来るのはわかっていたけど、まさか静岡県でこんなに雨がいっぱい降るとは思っていなくて。パパに早く会いたい」（名古屋から東京へ帰る人）
三重県から来たという女性は、祖母と一緒に海外へ行く途中で足止めされることに。
「東京まで新幹線で行って、そこからスイスまで飛行機で行く予定です。音楽の合宿みたいなのがあって、それに2週間ほど参加する予定で。（楽器は）マリンバ。飛行機には絶対に乗りたいので、何としてでも東京に行きたいなという気持ちはあります。バスもきょうも明日もいっぱいで、行けないやんか。（実家から）自動車を持ってきてもらうか」（三重からスイスへ向かう人）
新幹線の運転見合わせで、名古屋駅周辺のホテルにも影響が出ています。
名古屋市中区のホテルで、宿泊手続きをしていた女性は、東京に住む娘の引っ越しの手伝いで広島から向かう途中だったといいます。
「28日に娘から静岡の辺りで運休してるけど大丈夫？と言われてたんですけど、まず広島の方がそれほどではなかったっていうのと、やっぱり進行方向がそんなに影響ないんじゃないかなって軽く見ていて来てしまいました」（広島から東京へ向かう人）
このホテルでは、29日に宿泊する客の多くが、新幹線で足止めされた人たちとみられています。
「台風でキャンセルでお部屋の稼働も半分くらいだったのが、逆に一気にふくれてしまった。急なトラブルに見舞われてしまった方が、なんとか宿が見つかって、雨風を凌げるのが、お手伝いできて良かった」（ホテルウィングインターナショナル名古屋 松田直輝支配人）
