カップ麺や調味料を郵便局で ファミリーマートで扱う商品約70種類を販売 茂木で県内初

AI要約

ファミリーマートと日本郵便が茂木町の郵便局でコンビニ商品の販売を始めた。約70種類の商品を取り扱い、近隣住民の利便性向上を図る。

業務提携を結んだ両社は茨城県内で初めての取り組みで、高齢者を含む需要に対応する。

商品は郵便窓口で会計可能で、売り上げが伸びている他の局では地域のニーズに合わせた商品入れ替えを行っている。

カップ麺や調味料を郵便局で ファミリーマートで扱う商品約70種類を販売 茂木で県内初

 コンビニ大手のファミリーマートと日本郵便は28日、茂木町茂木の茂木郵便局で、コンビニで取り扱う商品の販売を始めた。カップ麺や調味料、チルド商品など約70種類を販売し、近隣住民の買い物の利便性向上につなげる。

 両社は2016年に業務提携を結び、21年に茨城県稲敷市の郵便局で「ファミマ商品」の取り扱いを始めた。茂木郵便局は4カ所目で、本県内では初めて。

 同局内に陳列棚と冷蔵用ケースを設置し、利用者は商品を選んで郵便窓口で会計する。支払いは現金とキャッシュレス決済が可能。販売時間は郵便局の営業時間と同じで、平日午前9時~午後5時。

 同局周辺には食料品を扱う小売店が少ないため、郵便局を日常的に利用する高齢者らの需要に応える。これまでに導入した郵便局では商品購入者が増え、1人当たりの購入点数も多いという。

 ファミリーマートの担当者は「利用者のニーズによって商品を入れ替えるなどして、地域の役に立ちたい」と話した。