デザインマンホールコンテスト、今年も ジュニア賞拡大、受賞作は市内に設置

AI要約

仙台市内で行われている「下水道デザインマンホールコンテスト」の募集について。このコンテストは下水道のPRとシティーセールスを目的としており、市内に特色のあるデザインマンホールを増やす取り組みが続いている。

昨年度に初めて開催されたコンテストでは、小中学生を対象にジュニア賞も設けられ、多くの応募が寄せられた。今年度は小学生向けのジュニア賞を3部門に増やすなど、より多くの市民に参加を促す工夫がされている。

応募資格やテーマ、応募方法など詳細な情報が記載されており、締め切りは9月30日。選考結果は12月に発表される予定だ。

デザインマンホールコンテスト、今年も ジュニア賞拡大、受賞作は市内に設置

 選ばれた作品が実際に仙台市内に設置される「下水道デザインマンホールコンテスト」の募集が現在、行われている。主催は、仙台市建設局、宮城県管工業協同組合などから成る実行委員会。(仙台経済新聞)

 下水道のPRとシティーセールスを目的に、2016(平成28)年度に「仙台デザインマンホールプロジェクト」を立ち上げ、地域の特色を生かしたデザインマンホール(ふた)の設置に取り組んでいる仙台市。現在、在仙プロスポーツチームや仙台ゆかりのアニメ作品などとコラボしたものなどを市内70カ所に設置している。

 市は昨年度、より多くの市民に下水道に関心を持ってもらおうとコンテストを企画。最優秀賞1点と小中学生を対象としたジュニア賞1点の作品を基にしたデザインマンホールが3月、市内に設置された。初めてとあって応募数は締め切り近くまで伸び悩んだが、最終的には小学生226点、中学生25点、高校生33点、一般51点、計335点の応募が寄せられ、一定の周知効果も得られたことから本年度の開催を決めた。

 特に小学生の応募が多かったことを踏まえ、ジュニア賞を3点(小学校低学年1点、小学校高学年1点、中学生1点)に増やす。「年齢によって画力の差が大きいことから、公平な受賞機会創出のため、3部門に分けて選考することにした」と市建設局経営企画課の遠山千穂美さん。「近年、観光資源の一つとして注目を集めているデザインマンホールが自身のデザインで設置されるかもしれないチャンス。思い思いのデザインで仙台の街を彩ってもらえたら」と応募を呼びかける。

 市内に在住または通勤・通学している小学生以上が対象。テーマは自由。デザインに写真や文字、市章は使えない。応募用紙は市のウェブサイト、市役所、各区役所で配布し、市建設局経営企画課への郵送、メール、持参で受け付ける。1人2点まで。締め切りは9月30日。選考結果は12月に発表予定。