対象はインバウンド客「オーダーメイドで長崎の良さをどう見せるか」英語専門の観光ガイドに密着《長崎》

AI要約

英語で長崎を案内する「パーソナルガイド」の男性に密着した。

浜崎正尚さんはクルーズ客向けにオーダーメイドの観光ガイドを提供しており、外国人観光客からの要望に応じて長崎を案内している。

価格設定やサービス内容に関しても配慮しており、自身の楽しみを追求しながら地域の魅力を伝えている。

対象はインバウンド客「オーダーメイドで長崎の良さをどう見せるか」英語専門の観光ガイドに密着《長崎》

英語で長崎を案内する「パーソナルガイド」の男性に密着しました。

“オーダーメイド” でクルーズ客をもてなします。

英語専門で観光ガイドを行う浜崎正尚さん 62歳。

クルーズ船で長崎にやってきたインバウンド客の要望に応じて、長崎のまちを案内しています。

(英語専門の観光ガイド 浜崎正尚さん)

「深い知識はまだまだこれからだけど、長崎の良さをどれだけ見せるかというのが、僕の今の仕事であり楽しみ」

午前7時。

クルーズ船が着岸する長崎市の松が枝国際ターミナルでは、土産物などを販売するブースの準備が進められていました。

その中に、浜崎さんの姿も。

ターミナルに申請をし個人でガイドのブースを出していて、外国人観光客からその場で依頼を受けます。

この日入港したのは、アメリカの会社が運航する「セレブリティ・ミレニアム」。

乗客の7割がアメリカ人で、英語圏の観光客が多い船です。

ガイドの依頼が期待されますが、懸念も…。

(観光ガイド 浜崎正尚さん)

「これだけの雨の日は(ガイドを)やったことがない。どういう人が出かけたいと言うのか、どこに行きたいと言うのかは、全くノーアイデア」

午前8時半を過ぎ、徐々に乗客がターミナルにやってきました。

すると、1人の女性が浜崎さんのもとに…。

(観光ガイド 浜崎正尚さん)

「有名な観光地を1つ教えてって?。長崎原爆資料館」

(女性)

「good-bye 」

(観光ガイド 浜崎正尚さん)

「あの人は(ガイドに頼らず)、自分で行くタイプだと思った。こんな紹介はは1日何十件もやっている」

再び客を待つ浜崎さん。

(観光ガイド 浜崎正尚さん)

「Good Morning」

(女性客)

「長崎を巡るのに、プライベートガイドが必要」

やってきたのは女性3人組。今度はガイドの依頼のようです。

(観光ガイド 浜崎正尚さん)

「4時間くらいの半日コースなら300ドル」

ガイドの価格は、2~3人で1日400ドル。日本円で約6万4000円、半日なら300ドルで約4万8000円。

欧米のプライベートガイドの価格を参考に設定したそうです。

(観光ガイド 浜崎正尚さん)

「多分、適正価格だと思われている。というのは、誰からも価格交渉をされたことがない。当然、これに見合う喜びや楽しみを提供するようには心がけている」