官民13機、大空自在 クロスランドおやべでヘリフェス開幕

AI要約

小矢部市で開催されたヘリコプター&防災・防犯フェスティバル2024では、13機のヘリコプターや様々な機体が集結し、約7千人の来場者が大空を舞う様子に歓声を上げた。

イベントでは能登半島地震に関するパネル展示や各機関による防災訓練が行われ、防災意識の向上が図られた。

富山新聞社の防災パネル展示や国土交通省装置を活用した地震体験コーナーなど、さまざまな展示が行われ、来場者の関心を集めた。続き25日まで開催される。

官民13機、大空自在 クロスランドおやべでヘリフェス開幕

 ヘリコプター&防災・防犯フェスティバル2024(クロスランドおやべ主催、富山新聞社特別協力)は24日、小矢部市の同ランドで開幕した。県警ヘリ「つるぎ」や県消防防災ヘリ「とやま」など官民13機が集結し、県内外から訪れた約7千人(主催者発表)が大空を自在に飛ぶ機体に歓声を上げた。今年は能登半島地震に関するパネル展示などを充実させ、防災を考える契機とした。

 高さ118メートルのタワーがある交流ひろばに、県ドクターヘリ、陸上自衛隊のヘリなどが次々と飛来した。県警ヘリ「つるぎ」は高さ約45メートル地点からワイヤーなどを駆使して被災者を迅速に引き上げる救助訓練などを披露した。

 国土交通省富山河川国道事務所は、起震装置を活用した地震体験コーナーを設け、親子らが激しい揺れを体感した。小矢部署のパトカーと白バイ、防犯防災用の機材などが展示され、来場者の関心を集めた。県警音楽隊による演奏も行われた。

  ●本社が防災パネル展

 メインホールでは、富山新聞社の防災パネル展が開かれ、能登半島地震の被害を報じる紙面や1934(昭和9)年の庄川大洪水を伝えるパネルなどが並んだ。富山河川国道事務所は被災地支援、陸上自衛隊は災害派遣などの写真やパネルを掲示した。県防災航空センターの展示やぬりえコーナーも人気を集めた。

 フェスは25日午後4時まで実施される。入場無料。