【台風情報】台風10号 予報円は“やや東寄り”に 東海・関東中心に本州直撃のおそれ 気象庁・米軍・アメリカ・ヨーロッパ各国の進路予想比較 非常に強い勢力まで発達予想【29日までの雨・風シミュレーション】
台風10号はマリアナ諸島付近を北に向かい、日本列島に接近する可能性が高い
現時点では東海・関東地方を中心に直撃する可能性が高く、進路が安定していない状況
アメリカの予報機関も日本列島を直撃する予想で、近畿・東海方面への進路も多く報告されている
■台風10号 予報円はやや東よりに 東海・関東方面を直撃も
台風10号は、マリアナ諸島付近をゆっくりとした速さで北に向かっています。中心気圧は985hPa、中心付近の最大風速は30m/sで暴風域を伴っています。台風10号のアジア名は「サンサン」で、これは香港が提案した名称で「少女の名前」を意味しています。
気象庁進路予想（JMA）
台風10号は、このあと日本列島に向かってゆっくりと北から北西方向へと進んでいく予想です。24日（土）にも強い勢力へと発達、その後もさらに発達して26日（月）には「非常に強い」勢力になる予想です。
その後、向きを北東方向に変えて28日（水）ころに日本列島へ直撃するおそれがあります。23日夜の進路予想では、それまでより予報円はやや東寄りへと変化しています。東海・関東地方を中心に直撃するおそれがあります。
台風の進路予想図で示されている白い円の大きさは「予報円」で、台風の中心が到達すると予想される範囲を示しています。 予報した時刻に、この円内に台風の中心が入る確率は70％です。 円が大きくなっているからといって台風が大きくなることを意味するものではなく、予報のバラツキを表しています。
現時点で台風10号の予報円はやや東寄りへと変わりましたが、予報円自体はとても大きくブレ幅も大きい状態です。このためまだ近畿や四国方面へ進む可能性もあります。予報が安定するまでの間、もう数日は予報円の位置は予報が更新される度に変わる可能性が高く、まだ確定的な進路予想を言える段階ではありません
【画像で確認】台風10号直撃で天気大荒れおそれ 29日（木）まで雨・風シミュレーション
では、アメリカやヨーロッパなど海外予報機関の進路予想なども参考に見ていきましょう。
■アメリカの予報機関 日本列島を直撃予想 近畿・東海へ進むデータ多く
アメリカ海軍進路予想（JTWC）
アメリカ・ハワイにあるアメリカ軍の合同台風警報センター（JTWC）の情報です。ここでは監視すべき対象となりうる熱帯低気圧についての情報や台風となった場合の警戒情報などが表示されます。
