「刑務所に入りたかった」ショッピングセンターで女性を刃物で脅し現金奪った男 検察は懲役7年求刑 広島

AI要約

廿日市市のショッピングセンターで女性を刃物で脅して現金を奪った男の初公判が開かれた。

男は犯行の動機として「刑務所に入りたいと思った」と述べた。

検察は懲役7年を求刑し、判決は来月12日に言い渡される。

「刑務所に入りたかった」ショッピングセンターで女性を刃物で脅し現金奪った男 検察は懲役7年求刑 広島

今年5月、廿日市市のショッピングセンターで女性を刃物で脅して現金を奪ったとして強盗の罪などに問われた男の初公判が開かれ、男は犯行の動機について「刑務所に入りたいと思った」と明らかにしました。

起訴状などによりますと、廿日市市可愛の無職・谷澤紘一被告(38)は今年5月、廿日市市新宮のショッピングセンターで女子大学生の背後から果物ナイフを突きつけ、「強盗だ、おとなしくしろ」などと言って脅し、現金およそ6000円を奪った罪に問われています。

23日の初公判で谷澤被告は起訴内容を認め、動機については「刑務所に入りたいと思った。出所後、社会に馴染めなった」と述べました。

検察側は「犯行の動機は身勝手で自己中心的」と指摘し、懲役7年を求刑しました。

一方、弁護側は「これまで2回、刑務所に入りたいことが理由で逮捕されていて、重い刑罰を課しても意味がない」と主張しました。

判決は来月12日に言い渡されます。