『幻のカニ』の漁船関係者の女 ブランド認定タグを水産会社の男に譲り渡し商標権侵害した罪で略式命令

AI要約

京都の高級ブランド「間人(たいざ)ガニ」の産地偽装事件で、漁船関係者の女が商標権侵害で略式命令を受けた。

女は間人ガニを証明するタグを偽造し、高値で売却する取引を行っていた。

京都府漁業共同組合は再発防止策として新しいタグシステムを導入することを決定した。

『幻のカニ』の漁船関係者の女 ブランド認定タグを水産会社の男に譲り渡し商標権侵害した罪で略式命令

京都の高級ブランド「間人(たいざ)ガニ」の産地偽装事件で、ブランドを認定するタグの商標権を侵害したとして漁船関係者の女が略式命令を受けました。

京都府京丹後市の漁船関係者の女(56)は去年12月、「間人ガニ」を証明するタグ複数本を間人港以外で水揚げされたカニにつけるために水産会社の元役員の男に譲り渡し、商標権を侵害した罪で京丹後簡易裁判所から今月15日、罰金30万円の略式命令を受けました。

警察の捜査で女は「タグを渡す見返りとして、カニを通常より高い価格で買い取らせていた」などと話していました。

この事件を受け、京都府漁業共同組合などは通し番号を入れた新たなタグを導入し、漁業者がタグの数を記録して報告するなどの再発防止策を11月から実施することを決めています。