⚽清水エスパルスFWヤクブ 自慢の快足で一気に前線へ 今夏加入、2戦連発上り調子
AI要約
J2清水に加入したFWアブドゥル・アジズ・ヤクブがリーグ戦2戦で連発し、期待に応える活躍を見せている。
日本の環境適応やコンディション調整に苦労しつつも、チームにフィットしてきている様子。
アジズは練習を重ねて自身のプレーを向上させ、サポーターからも歓迎されている。
J2清水に今夏加入したFWアブドゥル・アジズ・ヤクブ（25）がリーグ戦2戦連発と期待に応える活躍を見せている。チームに合流した当初こそ、日本の環境への適応やコンディション調整に苦しんだが、試合への出場を重ねて上り調子。ガーナ人ストライカーは「90分間プレーできる準備をする」と意欲を燃やす。
「こんなに暑いと思っていなかった。早く冬が来てほしい」と湿度が高い日本の夏に驚きを隠せないが、練習で連係を磨き、徐々にチームにフィットしてきている。途中出場した前節甲府戦の後半45分。ピッチ中央付近で縦パスを胸でMF矢島に預けると、自慢の快足を飛ばして一気にゴール前へ。スピードを殺さない絶妙なタイミングで矢島からのパスを受け、冷静に流し込み勝利を決定づけた。
甲府戦の前の群馬戦後には悔しさをあらわにした。後半30分に移籍後初ゴールを挙げたものの、その後の決定的なチャンスはことごとく仕留められず、「もっとシュート精度を良くしないと」。この反省を2戦連発につなげた。
初得点後には「感情を抑えられなかった」と宙返りのパフォーマンスを披露したが、サポーターから失敗したときのけがを心配する声も寄せられ、「ちょっと気をつけないと」と苦笑い。「アジズ」と連呼するチャント（応援歌）も「アフリカの曲と似ていて気持ちが高ぶる」と気に入った。サポーターが奏でるリズムに乗り、ゴールという結果を出し続ける。
