「うなぎ河岸本店」完成 境町施設 坂東太郎が運営 茨城

AI要約

茨城県境町が「さかい河岸川魚グルメ発信拠点施設」を完成させ、和食レストランチェーンの坂東太郎が指定管理者として「うなぎ河岸本店」として運営する。

町は「利根川鰻(うなぎ)復活プロジェクト」に取り組み、うなぎ料理を再び町のグルメにしようとしている。施設使用料は同社が支払う。

店内では九州から取り寄せる厳選したウナギを生きたまま調理し、様々なメニューが提供される。オープンにあたり、町長や同社社長が意気込みを語った。

「うなぎ河岸本店」完成 境町施設 坂東太郎が運営 茨城

茨城県境町が同町長井戸に整備を進めてきた「さかい河岸川魚グルメ発信拠点施設」が完成、8月にオープンした。店舗は和食レストランチェーンの坂東太郎(同県古河市)が指定管理者となり、「うなぎ河岸本店」として運営する。

地元で古くから親しまれてきたうなぎ料理を再び町のグルメの一つにしようと、町は「利根川鰻(うなぎ)復活プロジェクト」に取り組んでおり、うなぎを味わえる施設として整備した。総事業費は約3億4500万円。このうち約2億5300万円は国の補助などを活用した。同社は施設使用料を町に支払う。

同店は、宮崎県など九州から取り寄せる厳選したウナギを生きたまま調理し提供する。メニューは上うなぎ重(6930円)、うなぎ丼(4730円)、ひつまぶし(5280円)など。関東風と関西風の焼き方が選べる。店内はテーブル席のほか、カウンター席、座敷が用意されている。

オープンに合わせた記念式典で橋本正裕町長は「九州風の焼き方のうなぎも食べられる。県西のうなぎ店といえば『うなぎ河岸本店』と言われるような店舗に育てていきたい」とあいさつ。同社の青谷英将社長は「地元や全国から来ていただけるような店をしっかりつくっていきたい」と意気込みを語った。